ドラクマ金貨や銀貨など、アンティークコイン収集家からの注目度も高い古代ギリシャコイン。ここでは、さまざまな硬貨が生まれた古代ギリシャの歴史と、人気の高いアンティークコインについてご紹介していきます。
バルカン半島の南東部に位置するギリシャは、エーゲ海・イオニア海にある約3,000もの島々で構成されている国です。温和で過ごしやすい地中海性気候で、古代ギリシャで生まれたオリンピックは、現代まで続く世界的なスポーツの祭典となっています。
古代ギリシャは紀元前8世紀~6世紀ごろに発展し、紀元前4世紀にマケドニア帝国が現れるまで、およそ1,000年にわたって存続した文化です。その高度な文化は、のちの哲学・科学・政治思想などにも大きな影響を与えています。
紀元前500~449年にかけて起こったペルシア戦争で、ギリシャはペルシアに勝利しました。この勝利を機に、ギリシャの文化や政治は全盛期を迎えることになります。
その後、紀元前338年にマケドニア王国に敗れ、ギリシャは同王国の支配下となり、さらに紀元前146年にローマ帝国の一部となります。
紀元前395年にローマ帝国は分裂し、ビザンティン帝国の支配下に入ることとなったギリシャ。その後、1453年にギリシャの領土はそのほとんどがオスマン帝国のものとなり、19世紀にオスマン帝国が弱体化するまで継続しました。
1821年にギリシャ独立戦争が起こり、1832年にギリシャ王国として独立を果たします。
ドラクマとは、古代ギリシャで用いられた通貨と重さの単位のことです。1ドラクマは4.3gで、2枚分の価値を持つ硬貨はディドラクマ、4枚分はテトラドラクマと呼ばれ、紀元前から広く流通していました。
古代ギリシャだけでなく、現在のヨーロッパや中東でも用いられた硬貨です。
ドラクマの6分の1の価値を持つ古代ギリシャの銀貨で、ドラクマと同じくオボルスも通貨と重さの単位です。2枚分の価値を持つディオオボルス、3枚分の価値を持つトリオオボルスがあります。
また、古代ギリシャでは、葬儀の際に「冥界の川の渡し賃として死者の口に1オボルスを入れる」という習慣があったとされています。
都市の守護女神として崇められてきた、女神アテナがデザインされたのがアレキサンダー大王時代の金貨です。裏面には勝利の女神であるニケが描かれており、その右に「アレキサンドロス」という刻印があります。
デザインにバラツキが見られるコインですが、絵柄が中心にあるものほど高額になる傾向があります。
フェニキア地方にあった古代都市アラドスが、アレキサンダー大王に統治されていた時代に発行されていた銀貨がドラクマ銀貨です。コインの表面には獅子の毛皮をかぶったヘラクレス、裏面には杖を持ったゼウスの座像がデザインされています。
フクロウがデザインされたアンティークコインは「フクロウコイン」と呼ばれ、収集家の間でも高い人気を誇っています。
ギリシャのテトラドラクマ銀貨は、代表的なフクロウコインのひとつです。ハンマーで1枚ずつ作られたものなので、形やデザインがそれぞれ異なるのが特徴となっています。
発行年は紀元前415~407年ごろ、古代ギリシャのアイギナ島で初めに発行されたとされています。もともとアイギナ島で作られていたコインに描かれていたのはウミガメでしたが、アテネからの侵攻を受け占領されてからは、リクガメに変更されているのが特徴です。
紀元前521~478年にかけて発行された小型の金貨で、レスボス島の首都であるミュティレネで作られました。コインの表面には獅子の頭部が陽刻、裏面には子牛が陰刻で表現されています。繊細な彫刻で芸術性が高く、文化的な価値を有するコインのひとつです。
歴史上でも名高い王や神話の英雄、動物などが多くデザインされているのが古代ギリシャのアンティークコインです。なかでもギリシャの女神や、知恵の象徴とされたフクロウのコインは人気が高く、高額での取引が期待できるアンティークコインとなっています。
ただし、古代ギリシャのアンティークコインは鑑定に対応していないことがあります。
PCGS(Professional Coin Grading Service)でも、16世紀より前のコインは鑑定を受け付けてないため、購入する際にはしっかりとした対応・サポートが期待できる専門業者を選ぶ必要があります。
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