引用元:Etsy(https://www.etsy.com/jp/listing/1809301233/1798-12-battsuen-nshateru-suisu-kanton)
州・都市発行のコイン(カントンコイン)は、スイス連邦の各州が独自に発行した硬貨です。現在はスイスの通貨としてスイス・フランに統一されていますが、それ以前はスイスの各州や主要都市が自治権のもと独自の硬貨を発行していました。各州の紋章が刻印された銀貨などは、希少なアンティークコインとして取引されています。
| 発行国 | スイス |
|---|---|
| 発行年 | 16世紀頃~19世紀半ば |
| 重量 | 大型銀貨(26~29g)、中型銀貨(2~4g)、小型ビロン貨(1g前後)
※コインの種類・額面・発行地域によって異なる/td> |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 大型銀貨(約38~41㎜)、中型銀貨(約23~26㎜)、小型ビロン貨(14㎜前後) ※コインの種類・額面・発行地域によって異なる |
| 表面デザイン | 地方によって異なる |
| 裏面デザイン | 地方によって異なる |
| 品位 | コインの種類・額面・発行地域によって異なる |
| 額面 | タレー、ダカット、フラン、ラッペン、シリング、バツェンなど |
スイスのカントンコインには日常的に使用する硬貨として大量に流通したものから、希少な美術品クラスまで幅広い種類があります。
カントンコインの価値を決める要素としては、各州のシンボルや都市景観などが描かれているデザイン性、状態の良さ、発行数の少なさなどが挙げられます。Etsyでは、1798年の1/2バツェン・ヌーシャテルのスイスカントンコインが127.32ドルで掲載されていました。
※参照元:Etsy(https://www.etsy.com/listing/1809301233/1798-12-batzen-neuchatel-swiss-canton)
カントンコインは、スイス各州や都市などが個別に鋳造したものです。チューリッヒは都市景観やライオンの図案、ベルンでは熊のデザイン、バーゼルはバジリスク、ジュネーブは宗教的な意匠など、発行した地域の特徴的なデザインとなっています。
額面で分けると、ダカット、タレー、フラン、バツェン、シリング、ラッペンなどに分類されます。使用されている材質は、額面や発行地域、時代によって異なります。日常的に用いられていたのは、ビロン貨や小型銅貨です。
「カントン」は、スイスの州を意味する言葉です。スイス・フランに統一されるまで、各州や都市は独自の通貨を発行していました。これがカントンコインの由来です。
カントンコインは地域の象徴や都市景観など、各自治体のアイデンティティや宗教的な背景などが強く反映されたデザインとなっています。精巧で立体的なデザインは人気の要因の1つです。
カントンコインは金、銀、ビロンや銅など、多彩な素材で作られており、これらは貿易用、高級決済用、日常使い用と使い分けられていました。スイスでは1850年に共通通貨が導入され、州ごとの貨幣は1850年代前半に順次廃止されたため、残存しているものは多くありません。特に小さな州や都市が短期間にわずかな枚数のみ鋳造したものは残存数が少なく美術品として高額な取引が行われています。他のカントンコインについても、状態の良い美品、未使用品は高い価値で取引されています。
1848年以前にスイスの各州が独自発行した地方通貨である州・都市発行のコイン(カントンコイン)は、美しくオリジナリティあるデザインや希少性が魅力です。
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