バッファロー・ニッケル(別名インディアン・ヘッド・ニッケル)は、1913年から1938年にかけて製造(1922年、1932年、1933年を除く)された、5セント硬貨です。デンバー造幣局、サンフランシスコ造幣局、フィラデルフィア造幣局の3つの造幣局により鋳造されており、全鋳造年を通じて1,212,995,919枚のバッファロー・ニッケルが鋳造されたとされています。
| 項目 | 基本データ |
|---|---|
| 発行国 | アメリカ |
| 発行年 | 1913年〜1938年(※1922年、1932年、1933年を除く) |
| 重量 | 5g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 直径:21.21mm、厚さ:1.95mm |
| 表面デザイン | ネイティブ・アメリカン |
| 裏面デザイン | 左を向いて立つバッファロー(アメリカバイソン) |
| 品位 | 75%の銅と25%のニッケル |
| 額面 | 5セント |
バッファロー・ニッケルは摩耗しやすいことから、状態の良いものは大幅に高い価値で取引されています。また、その価値は人気や需要の変動に左右されるものの、状態や年号、エラーの有無によっては高額で取引されるケースもあります。高値で取引されるものとしては、発行枚数が少ないものや、製造上のエラーがあるものなどが高額となっています。例えば1937-Dの「3本足のバッファロー」などは高額な取引が行われるものとして知られています。
ここでは、バッファロー・ニッケルの種類について紹介します。
1913年にのみ鋳造されたデザイン。裏面には左を向き、丘の上に立つバッファローが描かれています。特に、サンフランシスコ造幣局で製造されたものは発行枚数が少ないことから、希少性が高いとされています。
タイプIに変わって登場したタイプで、製造終了まで採用された基本的なバージョンです。裏面のデザインがタイプIと異なり、左を向くバッファローが平らな地面に立っているデザインとなります。長い期間鋳造されたことから、さまざまなエラーコインがあるのもこちらのタイプです。
バッファロー・ニッケルの特徴として、特定の年号・エラーコインに非常に高い希少価値があるという点が挙げられます。例としては、1937年に鋳造された「三本足のバッファロー」ですが、金型の問題を修理する際にバッファローの足が一本取り除かれた形になったものであり、高額での取引が行われています。また、1916年に鋳造された「ダブルダイ・オバース」は、日付の「16」などにダブリングが見られるもので、非常に人気のある種類といえます。このように、コレクターの興味を引くバリエーションが多数あります。
バッファロー・ニッケルは打刻が弱いことで知られている硬貨であり、特に1920-S(サンフランシスコ造幣局)や1926-D(デンバー造幣局)で鋳造されたものにその傾向がみられます。そして、流通の中で摩耗しやすいといった特徴もあり、銘文が判読しにくくなる、日付が擦り切れているといったものもよくあります。このような特徴を持つ硬貨であることから、摩耗が少なく状態の良いものは、高値で評価されることがあります。
1913年から1938年に製造された、バッファロー・ニッケルを紹介しました。ネイティブアメリカンとバッファローが描かれたデザインや、さまざまなエラーコインがあることによって、コレクターから人気の高い硬貨であるといえます。
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