ウォーキング・リバティ・ハーフダラーは、1916年から1947年にかけて製造された50セント硬貨です。フィラデルフィア造幣局、デンバー造幣局、サンフランシスコ造幣局で製造され、合計4億8,500万枚以上が発行されています。
| 項目 | 基本データ |
|---|---|
| 発行国 | アメリカ |
| 発行年 | 1916年〜1947年 |
| 重量 | 12.5g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 直径:30.6mm、厚さ:1.8mm |
| 表面デザイン | 風にたなびくアメリカ国旗をまとったリバティ(自由の女神)の全身像 |
| 裏面デザイン | 岩の上に止まり、翼を広げて飛び立とうとしているハクトウワシ |
| 品位 | 銀90%、銅10% |
| 額面 | ハーフダラー(50セント) |
ウォーキング・リバティ・ハーフダラーは、銀の含有量が高いことから、銀の市場価格に直接影響を受ける点が特徴といえます。そのほか、コレクターからの需要や、希少性などに応じて価値が決まります。発行枚数が非常に少ない「1921-D」など、数が少なく保存状態が良いものほど高値で取引されています。また、製造上の特徴やバリエーションによって、評価が変わることもあります。
ウォーキング・リバティ・ハーフダラーにもさまざまな種類があります。
こちらのコインは、流通を目的とした通常貨と、収集家向けのプルーフコインのいずれも製造されています。プルーフコインは、1936年から1942年の期間にフィラデルフィア造幣局のみで鋳造されました。
通常ミントマークは裏面に刻印されていますが、1917年に製造された一部のコイン(1917-Dおよび1917-S)の場合には、表面の右下に配置されている、という点が特徴となっています。表面にミントマークがあるハーフダラーは非常に珍しい仕様であるといえます。
年号やミントマーク、打刻の状態によって評価が変わります。特に1921-Dなど発行枚数が少ない年号や、状態の良い個体は高く評価されることがあります。
ウォーキング・リバティ・ハーフダラーは、メダルの制作者であり彫刻家でもあった、アドルフ・アレクサンダー・ワインマンによりデザインされています。彼は1880年、10歳の時にアメリカに移住したドイツ人移民であり、スケッチや粘土細工の才能があったといわれています。米国造幣局のデザインに携わるようになるまでに、さまざまな実績を積み重ねてきた人物です。
アドルフ・ウェインマンが手がけた、ウォーキング・リバティ・ハーフダラーのデザインは、全体として「自由」と「強さ」の象徴となっている点が特徴です。さらに、細部にまで当時のアメリカの価値観が表現されています。
例えば「日の出」は新たな始まりと未来への希望、月桂樹は勝利と栄光、オークの枝は不屈の精神と独立を示しています。そして、裏面に描かれている鷲も強さと自由を象徴。翼を広げた姿は勇気と準備の象徴とされているといったように、アメリカの精神を反映した、高い芸術性を持つデザインとして評価されています。
1916年から製造されたウォーキング・リバティ・ハーフダラーは、力強い自由の象徴を描いた美しいデザインを持つコインです。さらに、希少性やコインの状態によって高い価値を持つことで知られています。
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