
「キジコス 「犬とツナ」エレクトロン貨」は、紀元前500〜450年、古代アナトリアの西部にあった都市・キジコスで鋳造されたエレクトラム製スターテル貨です。本記事では、こちらのコインの特徴や魅力、基本的なデータについて調査してまとめています。
| 項目 | 基本データ |
|---|---|
| 発行国 | 古代アナトリア西部の港湾都市キジコス |
| 発行年 | 紀元前500〜450年 |
| 重量 | 16.28g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 記載なし |
| 表面デザイン | マグロの上に飛びかかる猟犬 |
| 裏面デザイン | 四分割インキュース |
| 品位 | エレクトラム(金銀合金) |
| 額面 | 1スターテル |
キジコス 「犬とツナ」エレクトロン貨は、Tokyo Numismatic Tradingsでは、4,000,000円で掲載されています。高値で取引が行われているという点が特徴となっています。これは、現在では市場に出回る機会が非常に少ないこと、明確な刻印が確認できるものが非常に希少であるという点などが関連していると考えられます。以前はコレクター市場にて見かける機会も多かったようですが、近年ではその姿を見ることがあまりなくなったため、アンティークコインファンの間でも人気が高い一枚となっています。
コインに描かれている犬の表現やポーズによって、いくつかの種類に分けられています。
通常の猟犬がツナ(マグロ)とともに描かれているものは、最も代表的なデザインのひとつであり、ツナ(マグロ)の上に乗って前方を向き走ったり立ったりしている姿が描かれているものです。
背中に翼を持った神話上の犬のモチーフが描かれているコインもあります。ツナ(マグロ)の上にしゃがみ込んで、頭を後ろ(背中側)に向け、振り返っている構図で描かれているものが多いとされています。
キジコス 「犬とツナ」エレクトロン貨のデザインは、表面にはツナ(マグロ)の上に飛びかかる猟犬が立体感のある形で描かれている点、また裏側はキジコスの貨幣特有とされている「四分割インキュース(quadripartite incuse)」により構成されている点が特徴です。ツナ(マグロ)は、キジコスの金貨の中でも多く見られる定番のモチーフで、「都市の海洋交易」の象徴として用いられていました。
こちらのアンティークコインは、エレクトラムと呼ばれる金銀合金で鋳造されたものです。金を含んでいる合金で作られたものである点から、当時は政治的・経済的な力を象徴する存在だったとされています。中でもキジコスの場合には、貨幣制度が発展した文化圏に属しており、商業活動のさまざまな場面で自国通貨が流通していたという背景があります。
コインには犬とマグロが描かれていますが、これは「海洋交易と狩猟」の象徴であったと考えられています。マグロは豊穣のシンボルとしての意味合いも持っていたことから、キジコスが豊かな漁場を保有しており、海洋貿易でも栄えていた、という点を示しています。そして犬は忠誠・警戒のシンボルとして描かれており、都市の守護・力強さを意味しているとされています。
紀元前500〜450年頃、古代アナトリア西部の港湾都市キジコスで鋳造された「キジコス 「犬とツナ」エレクトロン貨」を紹介しました。当時の都市の経済的・政治的な強さを象徴するコインであり、犬とツナが見事な立体感を持って描かれている点が特徴。現代では滅多に市場に出回らない、非常に価値のある一枚であるといえます。
ただし、アンティークコイン投資を行う場合には、偽物をつかまされるリスクや詐欺などに遭うリスクに注意することが必要です。そのような状態に陥らないためにも、信頼できるパートナー探しが重要です。ぜひ以下の記事も参考としてご活用ください。
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