引用元:ソブリンパートナーズ( https://www.sov-partners.jp/column/column_345/)
雲上の女神(100コロナ金貨)はオーストリア(ハンガリー帝国期)で発行された100コロナ金貨で、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の在位60周年記念コインとして作られました。発行枚数が限られており、ずっしりとした存在感ある大型金貨であることから高い人気を誇っています。
| 発行国 | オーストリア |
|---|---|
| 発行年 | 1908年 |
| 重量 | 33.88g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 37㎜ |
| 表面デザイン | 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の右向き胸像 |
| 裏面デザイン | 雲の上に腰かけた女神が右手に月桂冠、左手にハプスブルク家の紋章である双頭の鷲の盾を持つデザイン |
| 品位 | 金90% |
| 額面 | 100コロナ |
雲上の女神(100コロナ金貨)は、暗殺されたフランツ・ヨーゼフ1世の妻エリーザベトがモデルとされており、悲劇的な最期をとげた最愛の妻が夫の在位60周年を見守っているという背景が収集家から愛される要因の1つとなっています。また、当時の鋳造技術から必ず傷が入ってしまうため、傷そのもので価値を大きく落とすことがないことも人気の要因です。
大型金貨で迫力があり、立体感や陰影の美しさあるデザインは手元に置く美術品としても魅力があります。歴史的なドラマや美術性が雲上の女神の価値を高めていると言えるでしょう。2017年のオークションでは2,080,335円で取引された実績があります。
※参照元:ソブリンパートナーズ(https://www.sov-partners.jp/column/column_345/)
雲上の女神(100コロナ金貨)は特定のデザインコインとして1種類のみが発行されています。一般流通用に製造されたものは約16,000枚で現存数は多い一方で、状態の良いものが少なく希少です。
皇室や外国の賓客などへの贈答用として、丁寧に製造された鏡面仕上げのプルーフ貨もありますが、発行枚数は極めて少なく非常に高値で取引されます。
雲上の女神(100コロナ金貨)は、フランツ・ヨーゼフ1世の在位60周年を記念して鋳造されましたが、裏面に描かれている女神は1898年暗殺されたエリーザベトだと言われており、雲の上から皇帝を見守り祝福を与えています。生涯を共に過ごせなかった2人がコインで共に描かれていることが、動乱の時代や夫婦のきずなを象徴しているとされています。
オーストリアの彫刻家であるルドルフ・マーシャルがデザインし、月桂冠の葉の1枚1枚やドレスの美しいひだ、柔らかい雲を表現しており、緻密で美しいコインとなっています。
金90%は当時のヨーロッパの標準的な金品位となっており、サイズは現在の500円玉よりも大きなサイズで美しい彫刻を大きく見ることができ、金のずっしりとした重量も感じることができます。
雲上の女神(100コロナ金貨)は16,000枚ほど鋳造されましたが、その工程で背景の平らな部分に擦り傷が入ってしまうことから無傷の最高鑑定品が物理的に存在しないコインです。そのため、傷が少ないコインは希少価値が高く、高値で取引されています。
雲上の女神(100コロナ金貨)は、在位60年の皇帝を記念するだけでなく亡き皇妃との愛が感じられるデザインとなっており、その歴史や美術性から高い人気のあるコインとなっています。
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