スタンディング・リバティ・クォーターは1916年から1930年(1922年を除く)の期間、流通用として発行された、アメリカの25セント硬貨です。1892年から流通していた、チャールズ・E・バーバーが設計を担当した「バーバー硬貨」に変わるものとして新たに発行された、という歴史があります。
| 項目 | 基本データ |
|---|---|
| 発行国 | アメリカ |
| 発行年 | 1916年〜1930年(1922年を除く) |
| 重量 | 6.25 g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 直径:24.26mm、厚さ:1.75mm |
| 表面デザイン | 自由の女神の全身像 |
| 裏面デザイン | 白頭鷲と13個の星 |
| 品位 | 銀90%、銅10% |
| 額面 | クォーター(25セント) |
スタンディング・リバティ・クォーターの価値は、さまざまな要素から決まります。まずは、銀の含有量が高いことから、銀の市場価格によって基本的な価値が上下することになります。また、良質に打刻されたタイプ3は見つけやすい一方、タイプ2は希少で人気が高い傾向があります。
加えて、鋳造数が少なく残存率が低いものの場合は高額で取引が行われやすくなっており、特にFH(フルヘッド)指定の「1927-S」などは高値がつきやすいといえます。
スタンディング・リバティ・クォーターでは、多くの場合下記の3つのタイプに分類されています。
はじめに発行された初期のバリエーションです。発行枚数は約1,220万枚です。
1917年の半ばから発行されたバリエーション。タイプ1からの変更点は、表面に描かれた自由の女神像の鎖帷子と、裏面の鷲の下にある星部分のデザインです。約1億4,100万枚発行されています。
タイプ2のバージョンと同じデザインですが、摩耗を防ぐための凹型の日付がついているものです。発行枚数は約7,300万枚です。
スタンディング・リバティ・クォーターは、彫刻家であるハーモン・マクニールによりデザインされたものです。彼がデザインの要素として選んだ要素は、アメリカ文化の伝統的な象徴と、現代的な象徴の組み合わせです。こちらのコインにも採用されている自由の女神と白頭鷲は長い間アメリカの硬貨に描かれてきたモチーフであり、自由と強さを表しています。そして、描かれている13個の星は13の元の植民地を表しています。
スタンディング・リバティ・クォーターは、合計226,770,400枚が鋳造されています。このコインは「フィラデルフィア造幣局」「サンフランシスコ造幣局」「デンバー造幣局」の3つの造幣局で鋳造されています。1916年から1920年にかけて、流通硬貨が過剰になり、1921年に起こった経済不況から需要が低下したため、1922年にはスタンディング・リバティ・クォーターは鋳造されなかったという歴史があります。
こちらの記事では、スタンディング・リバティ・クォーターを紹介してきました。このコインは、非常に芸術性の高い硬貨のひとつとされており、現在も高い価値をもつコインとして人気があります。
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