
自由の女神が描かれた1ドル銀貨であり、デザインの完成度とアメリカの歴史が詰まっていることからコレクターからの人気が高い銀貨です。以前のモルガンダラーに代わる銀貨として、流通目的で鋳造されたという歴史があります。
| 項目 | 基本データ |
|---|---|
| 発行国 | アメリカ |
| 発行年 | 1921年〜1928年、1934年〜1935年 |
| 重量 | 26.73g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 直径:38.1mm、厚み:2.4mm |
| 表面デザイン | 放射状の冠を被った左向きの自由の女神の横顔 |
| 裏面デザイン | 日の出前の山にとまるハクトウワシ |
| 品位 | 銀90%、銅10% |
| 額面 | 1ドル |
額面は1ドルであるものの、含有されている銀の価値や歴史的な意義、収集対象としての需要などから、高い市場価値を誇る銀貨であり、30,000円で取引されている例もありますが、状態や希少性によってはより高額での取引が行われるものも見られます。例えば製造数が少ない年号や、摩耗が少なく状態が良好なものは、価値が大きく上がります。
ここでは、「ハイレリーフ」「ローレリーフ」「プルーフ」という3つの種類について紹介します。
1921年に初めに製造されたものは、表面が約0.762mmのハイレリーフで打たれています。しかし、この仕様は短期間で変更されたことから、限られた枚数のみが存在しています。
1922年に低浮き彫りのデザインへ変更され、量産しやすいローレリーフ版が発行されました。
一般的な流通目的のものではなく、証明・収集家用として高品質のプランチェットを用いることによってより精密に打たれている硬貨です。製造量が少なく希少であるために、特に高い価値で取り扱われています。
この銀貨は、第一次世界大戦後の平和とアメリカの誇りを表現したデザインとなっています。デザインを担当したのはアンソニー・デ・フランシスキであり、表面には自由の女神の左向きの横顔が描かれています。この自由の女神像は放射状の王冠を被っていますが、この王冠は「光り輝く王冠」とも呼ばれています。
裏面には日の出を前に、山にとまっているハクトウワシが描かれたデザインです。元々は「オリーブの枝を持つ鷲」と「剣を折る鷲」という2通りのデザイン案があり造幣局長は両方の案を取り入れようとしましたが、「折れた剣は敗北の象徴である」という反発もあり、現在のデザインとなっています。
3つの異なる造幣局で製造が行われていますが、どこで製造されたかは裏面の「ONE」の「O」の下付近に打たれている「ミントマーク」で判断できます。「D」が刻印されているものはデンバー造幣局、「S」が刻印されているものはサンフランシスコ造幣局で製造されたものです。また、刻印がないものはフィラデルフィア造幣局で作られたものです。
発行年数と造幣局の組み合わせによって、発行された枚数が異なるため、希少性にも関連しています。
イーグル自由の女神1ドル銀貨は、平和と勝利の象徴を表しています。芸術的なデザインや銀の含有量、年代や状態による希少性の高さから、現在も収集家から人気を集めています。
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