
モルガンダラーは、1878年から1904年、さらに1921年に流通向けとして鋳造された、アメリカの1ドル銀貨です。西部開拓時代のアメリカを象徴するデザインが施されていることが特徴のひとつであり、世界中にコレクターが多いとされています。
| 項目 | 基本データ |
|---|---|
| 発行国 | アメリカ |
| 発行年 | 1878年〜1904年、1921年 |
| 重量 | 26.73g |
| 大きさ(直径・厚みなど) | 直径:38.1mm、厚み:2.40mm |
| 表面デザイン | 左を向いた自由の女神の横顔 |
| 裏面デザイン | 3本の矢とオリーブの枝を掴み、翼を広げた白頭鷲 |
| 品位 | 銀90%、銅10% |
| 額面 | 1ドル |
モルガンダラーの価値は、常に額面の1ドルを上回っていますが、正確な価格は「銀のスポット価格」「希少性」「状態」「造幣局のエラー」の4つの要素によって変わってきます。特に発行枚数が少ないもの、現存数が少ない年号のものは価格が上がる傾向がありますし、摩耗が少なくグレードが高いものであればあるほど高値となります。
ハイグレード品や希少年号は高額で取引されることがありますが、年号や状態によって価格は大きく異なります。
モルガンダラーは合計5つの造幣局で製造された銀貨です。鋳造された造幣局ごとにミントマークが付けられています。
1878年から1904年、1921年に鋳造されています。モルガンダラーの中でも一般的な種類で、プルーフ貨幣は毎年ここの造幣局のみで製造されました。
1921年にのみ鋳造された種類です。
1878年から1904年、および1921年に鋳造されました。流通向けの中で発行枚数が少ないとされている「1893-S」の製造も行っています。
1878年から1885年、および1889年から1893年に鋳造されています。
1879年から1904年まで鋳造を行っています。
「モルガンダラー」という名称は、デザインを担当したイギリス出身の彫刻家であるジョージ・T・モルガンに由来しています。ジョージ・T・モルガンは、アメリカの造幣局の助手彫師として働くためにイギリスから移住し、その2年後にモーガン銀貨をデザインしています。彼は準備のために白頭鷲について熱心に研究し、1876年にペンシルバニア美術アカデミーに入学するといったように、デザインに対して真摯に取り組んでいます。
コインに描かれているデザインは、アメリカの精神や西部の開拓を象徴している点が特徴です。表面には左を向いた自由の女神が描かれていますが、小麦と綿で飾られた王冠をかぶっており、農業の要素が取り入れられています。また裏面には、3本の矢とオリーブの枝を掴んでいる白頭鷲が描かれており、リボンで結ばれた月桂冠が白頭鷲の周囲をほぼ取り囲むデザインとなっています。
このような農業のシンボルとアメリカの国鳥である白頭鷲の組み合わせにより、モルガンダラーはアメリカ精神と西部開拓を象徴するデザインとなっています。
本記事で紹介したモルガンダラーは、アメリカの歴史的な背景と、洗練されたデザインが融合している銀貨です。製造元や状態、希少性などの要素によって価値が大きく変動します。
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